北海道の初音物件(6)



51.「初音橋」 所在地:北海道上川郡剣淵町 

 北海道の初音橋を集中的に調査してきたので、まとめて公開。最初は剣淵町の初音橋。道
道293号にあり、橋の名もはっきり出ている。通行すれば気づく人も多いはず。





 橋名板。ひらがな書きのほうは「はつねばし」。

 

 橋の下に流れる川は14線川と呼ぶ。北海道の原野や農地によくみられる典型的な名称。

 




52.「初音橋」 所在地:北海道名寄市 

  こちらは名寄市風連町の初音橋。上の剣淵町の初音橋からは直線距離で19km。数字だけ
見れば離れているのだが、北海道としてはかなり近場の物件同士ということになる。
  こちらはほとんどの地図に載っていない道にある。酪農農家が数軒ある地区を連絡している
市道に架かる橋。過去の橋は豪雨災害で流失し、つい最近新しい橋が作られたばかり。橋名
板はなく、ぱっと見ではその名を知ることはできない。



 

 唯一その名を知る手段は、橋の側面にある。築堤を降りて除けば、しっかり銘鈑がついてい
 る。

 




53.「初音橋」 所在地:北海道枝幸郡中頓別町 

 こちらはさらにずっと北にある初音橋。日本北端の宗谷岬まで70kmの位置である。幹線道路
から外れた山間の農地にあり、行き止まりの道路としては道のグレードは高く、橋もなかなか
立派な造り。



 

 あめの沢川という小さな流れを跨いでいる。用水路のようで、ややそっけない川。

 




54.「初音橋」 所在地:北海道紋別郡遠軽町 

 道東の初音橋。遠軽町にある。陸上自衛隊遠軽駐屯地の近くに位置し、周辺一帯は演習地
で道路外への立ち入りには制限がある。



 ここの橋名板ではひらがな書き名称は「はつねはし」となっている。「はつねばし」との違いは 
どう決められているのかが謎。

 

 川の名前はトーウンナイ川というらしい。演習地内を流れているためか整備された流れ。

 


55.「初音橋」 所在地:北海道釧路市 

 釧路市の音別エリアにあり、音別市街地から道道241号を北上するとたどり着ける。釣り人な
どによく知られており、道内では比較的認知度の高い初音橋といえる。



 

 

 穏やかに流れる音別川。川幅が広いので橋の規模も立派である。




56.「酒房初音」 所在地:北海道上川郡和寒町 

 旭川市の北、和寒の中心街にある居酒屋。寂れた市街だが、道内の集落ではこの規模の
飲食店が案外頑張っている。娯楽が限られる地では飲み屋の需要が高いのだろう。






57.「歌志内市いきがいセンターリンリン館」 所在地:北海道歌志内市 

 福祉や保養の目的で作られた公共施設と思われるが、すでに用途がないのか閉館状態にな
っている模様。隣接の道の駅や温泉は盛業中なのに、寂しい眺め。かつて炭鉱で栄えた歌志
内も今や産業も少なく、人口減少に歯止めがかからない。札幌や旭川・函館などの主要都市
以外の道内各地はとても厳しい状況にある。






58.「初音町駅」 所在地:北海道三笠市 

 過去紹介済みの三笠市幌内初音町にできた施設。日本で唯一の初音を名乗る駅。
 三笠市も炭鉱閉山で過疎化しつつあり、かつての鉄道路線も昭和末期に廃線となっている。
これはその軌道跡を利用した遊覧トロッコの乗り場として再整備されたもの。鉄道の現役時代
にはこの名の駅はなく、平成の現代で初めて誕生した初音の名の駅である。トロッコなので遊 
具の扱い、正式な鉄道駅ではないが、観光施設隣接の乗り物なので人目に触れる機会は多
い。



 


59.「りんりんハウス」 所在地:北海道江別市 

 江別市のアパート。大学や各種教育施設が集まる文教地区にある。静かな住宅街に建つ3
階建ての集合住宅だが、すでに数年前から廃物件化しているようだ。

 


60.「西陵リンリン橋」 所在地:北海道札幌市西区 

 琴似発寒川に架かる歩行者自転車専用橋。名称は自転車に由来するものらしいが、自転
車 道上に設けられているというわけではなく、もっぱら歩行者の利用が多いようだ。



 


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