1.「初音の家具」 所在地:大阪府岸和田市 幹線道路の国道26号沿いにある家具店。 最近は某ニト○などの格安家具店やホームセンターが主流で、家具専門店は大変なのでは ないかと思う。この家具店では自社生産品を中心に、高品質な品物を扱っているのがウリ。職 人手作りの桐箪笥は、経済産業大臣指定伝統的工芸品として認められている。 一般家庭は格安家具を購入するのが世の中一般の傾向だと思うが、高価値の国産家具を求 める人もまだまだいるはずで、そういう面では一般家具店とは異なるこういう専門店には強み があるのだと思う。モノづくり大国日本、初音の家具さんにはがんばって欲しいもの。 屋号にはちゃんと由来があって、徳川家三代将軍家光公の長女千代姫の嫁入り調度品に、 『源氏物語』初音の帖の歌のデザインが施されていたことから、日本の伝統工芸技術を忘れる ことなく、末永く残していきたいという意味合いで、商標登録されたものだという。 リンク 初音の家具 ホームページ 2.「(株)KAITO」 所在地:大阪府貝塚市 家具の初音と同じく、国道26号沿いにある会社。タウンページなどには「電器店」として掲載さ れるが、いわゆる家電量販店ではなく、主にキッチン設備や給湯施設などのオール電化設備 の販売・工事などを専門とする業者のようである。 社名横に見える「はぴeスマイル店」のロゴは、関西電力が進めるオール電化新築・リフォー ムを推進するサービスのブランド。これは関東人の私には意味が分からないのも当然だった。 3.「初音電器」 所在地:大阪府大阪市淀川区 十三の街中にある、地元の電気屋さん。大手の家電量販店が増えて、このような小さな店舗 はなかなか見られなくなってきているが、大阪の下町ともいえる十三では、ご近所からの信頼 はまだまだ強いのかもしれない。 東芝のでかい表示があるかと思えば、パナソニックなど他社の看板が共存するのも、昔なが らの電気屋さんらしい。手前に見える日立のオレンジの看板が、この店の歴史を感じさせま す。 4.「初音湯」 所在地:大阪府大阪市生野区 初音湯を名乗る銭湯は、現在のところ全国に3つ確認している(最近まで10軒程度あったよう だが、近年激減している模様)。そのうちふたつは東京都内、残る一つがここ大阪。 施設は新しいとはいえないが、なんとなく好感が持てる佇まい。たぶん地元の方々の憩いの 場として、親しまれているに違いない。 ホームページも開設されていて、質素で内容も貧相だが、ちょっと懐かしい感じの銭湯で好 印象。自分は銭湯には憧れないが、あと20年くらいしたら、こういう場所で過ごす時間を求める ようになりそうな気もする。 リンク 「初音湯」 ホームページ 5.「miku.miku」 所在地:大阪府柏原市 業種:カフェ ご覧のとおり、驚くような店名。「ミクミク」である。日本広しといえども、ここまで完璧にミクミク を名乗るお店はないはずだ(過去神奈川県相模原市に美容室で存在したが、これは英文で 「micmic」だった)。 分類上はカフェだが、本格的な食事もできるお店。特にクレープとハンバーガーが一押しで、 そのほかハンバーグランチなども扱っているので、利用価値は高そう。インテリアは南国風、ロ コモコなども扱っていて、ハワイアンなイメージをウリにしていたらしい。 …「らしい」と過去形にしたのは…ご覧のとおり、残念ながら既に貸物件化しており、どうやら 閉店してしまったようだ。まだまだ新しいお店で、おそらく開店から1年弱ではないかと思うのだ が…。確かにこのお店がある場所、河内国分の駅から至近だというのに、朝のラッシュ時間帯 でも人通りは多くなかった。立地的に穴場(悪い意味で)なのかもしれない。 現段階でホームページが残っているので、一応リンク貼っておきますが、状況から判断して たぶん閉店しているので、近いうちにリンク切れするかもしれません。どうやらお店自慢のメニ ューとして「ミクミクバーガー」があったようで…全国のミク好きは、ぜひともこれは食べておく べきでしたね(もうちょっと早くにこの店の存在が発覚していたら、もしかすると初音ミクの聖地 化して、お店も繁盛していたのかも…発見が遅れて申し訳ない…)。 ★カフェは閉店しましたが、その後ハンバーグレストランとして 同じ店舗名で再開しました。今度は長く経営を続けて欲しいです。 6.「呑み処 みく」 所在地:大阪府大阪市鶴見区 業種:居酒屋 大阪で唯一「みく」を名乗るお店(だと思う)。小さな工場が点在する住宅街のなかにあり、お 得意さんが多そうな気配。 お店を見れば、もうミク好きならひと目で気づきますね。どう見ても、これはミクです(笑)。 7.「小山初音町」 所在地:京都府京都市北区 地下鉄烏丸線北大路駅から約5分、比較的閑静な、住宅街中心の町。 上品な印象の民家が多く、初音町という名前がマッチしているように感じる。京都ならではの 碁盤のような町並みで、北側は小山上初音町、南側は小山下初音町と呼ぶが、通常の街のよ うに道路単位で町を区切っておらず、碁盤の線に当たる道路と道路の中間付近が町の境界に なるらしいので、地元民以外にはどこまでが初音町なのかは分かりにくくなっている。 町名の「初音」から名づけられたお店や建物はいくつかあるが、一部は通常の民家で外見に は名前は見られない。聖地巡礼としてのポイントは3つと思われるので、それらをご紹介。 ・初音ハイツ ご覧のとおり、集合住宅。アパートとマンションの中間、いわゆる「コーポ」とかいうタイプ。お 屋敷も点在する街としては、比較的庶民でも住みやすい住宅と思われる。ハイツという名前に しては、2階建てで見晴らしも何もないが、まあそういう名前なんだから仕方ない。 ・初音温泉(銭湯) 初音屋(蕎麦店) 小山初音町を代表する施設の一つ。銭湯と蕎麦屋という別業種だが、経営母体は同じ。本 来は銭湯だけだったところに、後年蕎麦店を開いたということらしいので、おそらく昔は入浴後 の休憩施設だったところを、現在蕎麦店として利用しているんだと思われる。 建物自体は昭和2年と古く、大戦を乗り越えていることになるが、歴史的遺産が多い京都市 は大規模爆撃の対象とならなかったことは有名であり、初音温泉の建物が現存する理由もこ の歴史に大きく左右されているようだ。 1階が銭湯、2階が蕎麦店というつくりになっていて、蕎麦店の初音屋は昼と夜の営業、銭湯 の初音温泉に関しては15時から深夜までの営業時間となる。訪問したのは昼過ぎ、この時間 初音温泉はオープン前で画像のようになんとなく殺風景だが、営業時間中は温泉マークのつ いた立派な暖簾がかかるので華やかな店構えになる。いずれ再訪して撮影しなおしたいと思っ ているので、それまでお待ちください(本当にまた行かれるのか?)。 ※建物老朽化などの理由により営業終了となりました。 蕎麦店のみ移転して再開しています(関西地方の初音物件4にて再掲載)。 ・京都小山初音郵便局 初音温泉・初音屋と並ぶ、初音町のランドマーク的物件。京都の静かな町に相応しい、上品 な外装が目を引く。当然、多少外装が凝っているだけで、中は普通の郵便局なんですけどね。 まあ公共性の強い施設で誰でも立ち入りやすい物件なので、初音ミクファンなら、記念に訪 れてみてもいいんじゃないでしょうか。私は記念ということで、必要な郵便物をここで買って帰る ことにしました(とはいえ一部必要じゃないものも含んでますけどね)。 一応、これが郵便物購入の証明ですw 8.「初音」 所在地:大阪府堺市堺区 業種:和食・一品料理 堺駅近くにある和食店。定食屋ではなくて、小料理屋・居酒屋に近いようなお店らしい。 早朝に訪れたら、ちょうど店主らしい人が片づけを終えて帰宅するところだった。飲食店も結 構大変なお仕事なんですね。 9.「初音鮨」 所在地:大阪府堺市中区 堺市の住宅街にあるお寿司屋さん。 ご覧のとおりの物件で、また取り立てて記載するような特徴もないが、お店の軽バンがあった ので一緒に収めておいた。堺市が政令指定都市になって間もないせいか、店頭の電話番号は まだ修正されていないのが気になる。車のは直ってるんだけどな。 10.「初音寿司」 所在地:大阪府堺市中区 こちらも堺市内にあるお寿司屋さん。中区には「初音」を名乗るお寿司屋さんはふたつある わけだが、上の店は魚へんの「初音鮨」、こちらは寿の初音寿司と、一応区別はつく。おそらく 両者の関係はないと思われるが、真相はいかに。
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