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2002年8月のお題目一覧


8月5日(日) 今、願い事がかなうならばの巻
こちらに来てからというもの、ホームシックを含めたあらゆる病気に縁が無かった私。
しかし先週の水曜日、それは起こりました。


その日、夕方ぐらいから胸がむかついていたのですが、
夜になり、胃に耐えがたい激痛が走りました。
何と言いますか、こう、胃の両端をつかんで雑巾みたいにねじ上げられる感じ
当然の如く、食べたものは皆逆流。これぞまさに滝ゲロです。(下品ですみません)
一晩で5回という嘔吐の自己ベストを更新してしまう始末です。

うう、救急車を・・・と思ったのですが、番号、わかんね〜と断念。
結局夜の10時から、夜中の3時まで七転八倒の苦しみを味わうことになりました。
(もっとも後日友人に聞いたところ、そんなんじゃ中国の救急車は来ないと言われてしまいました。
とりあえず刺されてみるぐらいのインパクトがないとダメなようです。)


さて、その後。とりあえず胃痛はなくなりました。しかし今、そのこと自体よりも、
弱った胃をウイグル人のミフマン攻撃から防御するのに四苦八苦しています。
私にはわかりません。何故、胃痛で苦しんでいる人間に、
目の前に山盛りのポロを盛って食えと迫るのか?
大丈夫、ラグマンをたくさん食べれば治るという根拠の無い自信がどこから来るのか?
言葉の壁以上に、文化の考え方の壁は厚いです・・・。


ところで、原因ですが、これといって思い当たらないんですよね。
食中毒なら一日で治まるということは無いですし、
第一、その日はきゅうりとか、トマトとかそんなものしか食べていなかったので。
ひょっとしてこれは噂の中国の毒野菜では?とも思いましたが、
青虫とか、アブラムシとかがモリモリ食べているところを見ると、問題はなさそうですし(?)。

たぶん、今までたまりにたまった色んな疲労(主に胃)が、ここにきて、
ついに文字通り爆発したということなのでしょう。

今願い事がかなうならば、胃が3つほど欲しいです・・・。トホホ。


8月10日(土) トイへ行くの巻
今日、お友達のアミナさんの結婚式に行ってきました。色々と現代化されている反面、
ウイグルの伝統的な儀式が随所に盛り込まれているのが大変興味深かったです。
後日、更新予定です。


8月14日(火) レッツスピーク・イングリッシュ!の巻
9月の半ばに友人が新疆に遊びにきてくれるそうです。
会社勤めの合間を縫って、わざわざこんな辺境まで。
しかも漢語まで習っているとか。ほんと、ありがたいことです。
と、その友人のメールの中で、ちょっと気になる下りがありましたので、勝手にネタに。

> 本当にさわりを勉強しているだけで、ホテルなんかでは結局英語を使ってしまうかもしれないけど、
> 現地密着の旅をウルムチ、トルファンでする時に、少しでも勉強した成果を出せたらと思います。

英語を使ってしまうのは全然構わないと思うのですが、
使ってしまったところで、通じなかったりするような気がしないでもないような気がします。
というか、はっきりいえば、新疆は全然英語が通じません。
日本人のように、わかるんだけど恥ずかしがって使わないというのではなくて、
英語、何それ?食べたことないという人
(英語で話し掛けてもそれを英語だと認識しない人)が圧倒的に多いです。

もちろんわかる人もいないことはないのですが、
ジャパニーズ・イングリッシュを上回るチャイニーズ・イングリッシュなので、理解不能というか。
以下、実際に耳にした例をあげてみましょう。


ケース1)ホテルマンがドアを叩いて
メイクバッド!メイクバッド!!」と絶叫。
→何が悪いのかと思ったら、ベッドメイキングのことでした。

ケース2)飛行機で隣の席になった漢族のお兄さんが
ハブ・ユー・ポストカード?」と。
→何で葉書?と思ったら、パスポートのことでした。

こんな感じです。
もっとも4年前新疆を旅行した時、英語を話す人に3人会い、
3人が3人ともロクデモナイ輩だったため、
個人的には英語で話し掛けてくる人間を信用しないことにしているのですが・・・。
(特に「フレンド」という単語が出たら要注意。)


と、さんざん脅かしておいてなんですが、新疆では筆談が通じるので大丈夫。
後は気合でカバーです。とりあえず、ウルムチで会えるのをとても楽しみにしています。


8月21日(水) ちょっぴり日本が恋しくなる時の巻
ちょっぴり日本が恋しくなる時。
  • ラグマンが鼻から出そうなのに、目の前に巨大なスイカが丸ごと半分出てきた時。
  • 意識も遠くなるエンドレスの宴会の果てに、「清水小姐に乾杯!」と白酒が差し出された時。
  • 朝っぱらから停電したまま夜まで回復せず、買い置きのアイスが全部溶けた時。
  • キレイなお姉さんがトイレからパンツをずりあげながら出て来るのを目撃した時。
  • 見知らぬウイグル・オヤジになんで結婚しないんだお前と説教された時。
  • ガラス製のティーポットの底が3日目にして抜けた時。
  • ツナ缶を買ってから、広東風味であることに気が付いた時。
  • レジの小姐に細かいお金が無いのを怒られた時。
  • 無理矢理家に引きずり込まれ、帰るというと「俺の飯が食えないのか」と逆切れされた時。
  • スピード違反でとっ捕まったバスの運転手をいらいらしながら待っている時。
などなど。

基本的にこちらは強くなければ生きていく資格の無い世界であり、
色んな意味で強烈な新疆での生活に疲れ果てた時、
ふとぬるま湯のような我が故郷が恋しくなることがあります。
ああ、日本はよかったな・・・と遠い目。


それでも普段は日本に帰りたいとまで思うことは無いのですが、
一つだけ例外が。彼らに会うためなら、今すぐにでも飛んで帰りたいような気分になります。
彼らとは、我が家の子猫たちのこと。今年の春、15年間一緒に暮らしてきた愛猫を失ったことは、
以前お知らせした通りですが、その後、家族の誰もが猫の無い生活に耐え切れず、
ちょうど里親を募集していた彼らが引き取られてきました。

貰い受けることを主張するだけしておいて、結局会えないままにこちらに来てしまったので、
未だに後ろ髪を引かれるような気分。母から電話が来るたびに、
家族3、猫7の割合で話を聞いています。会いたいあまり、ついに夢にまで見てしまいました。


そんな私に、猫グッズ(葉書、手紙、画像、写真等々)を送って送ってくださったご友人の皆様、
非常感謝です。気候も気持ちも乾ききったこのウルムチでの生活に彩りを添えるものとして、
机の前に貼って毎日愛でております。(全く気のきかない人民の郵便局が、
猫のど真ん中にスタンプを押してしまってあるのがやや難アリですが・・・)

また、いつもメールや手紙を下さる先生方、ご友人の方々、どうもありがとうございます。
返事はやや遅れ気味ですが、心から嬉しく思っております。
私がここで頑張れるのも皆様のお陰と、この場を借りて御礼申し上げます。
無理矢理話をまとめたところで、今宵はこの辺に。


 猫好きの方はこちらをクリック!


8月29日(木) 最高の愛情表現の巻
つい数日前まで日本からお客人が見え、近況を伺ったり、四方山話をしたりと、
大変楽しい時を過ごしました。日々、ひとり言を言う他は、日本語を使う機会がなかったので、
よいリハビリにもなりました。

惜しむらくはその内のお一方が、あまり体調が優れず、
こころゆくまで飲み明かせなかったことでしょうか。
もっとも原因はといえば、中央アジアにおける暴飲暴食による自爆テロ
(山頂の風景につられて大量のカワプを食べ、ビールを1.5g飲んだとか)と、
あまり同情の余地はないのですが、それでもお腹の痛さに関しては、
先日の甘酸っぱい思い出があるだけに、人事とは思えませんでした。

そして、その方たちとご一緒に(恐らく頭数増やしのため)、
人民の家庭訪問&ウイグル宴会にご一緒する機会があったのですが、
冷静に第三者的立場で聞いていると、改めて彼らは滅茶苦茶なことを言っているなあと。

ビールはご飯と同じだから消化にいいとか、
お腹が悪い時にはご飯(米の飯)をいっぱい食べなさいとか、
白酒は消毒になるとか、新疆の白酒を飲めばすぐ治るとか。
どう考えても科学的根拠のないことを次から次へと言って、
あの手この手で食べさせよう、飲ませようとするのです。
腹が悪い時には食って食って食いまくれ!そうすれば治る、なんてことを平気で言うんですよね。
スポーツじゃないんだから。

断るのに四苦八苦なさっているのを横目で眺めつつ
(あえて助け舟は出しませんでした。藪蛇防止。)、
私が新疆で死ぬとしたら、きっと食わせ殺されるんだろうな、などとぼんやり考えておりました。
漢族にしろ、ウイグル人にしろ、そろそろ食わせること以外で親愛の情を表す手段を
学んで欲しいと本気で思う今日この頃です。


というわけで、菅腹さま、酒井さま、ご無事にご帰国なさいましたでしょうか。
(何て意味深な仮名なんだろう)
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