数日前、以前ここでもお知らせしたように、友人がウルムチに遊びに来てくれました。 忙しい仕事の合間を縫って、わざわざツアーを延長してまでこんなところに、と大感激。 たわいもない話は尽きることもなく、3日間に渡って、大変楽しい時を過ごした次第です。 ただ、久しぶりにごく普通の友人と話をして、自分でも気づかないうちに、 距離的というだけではなく、感覚的にもだいぶ日本から遠ざかってしまっていたことに驚きました。
そう、日本ではバスは呼び込みなどしないのです。 バス停で車掌(?)の姐さんが声の限りに「2路、2路、2路!座席もあるよ。さあ乗んな、乗んな!」 などと叫んだり、出発してもなおゆっくり進みながら、道行く人を物欲しげに眺めたり、 バス同士でクラクションを鳴らしまくって、時に衝突したりしないのです。
またスーパーに売っているのはきれいにパックされたお肉やお魚であり、 決して道っぱたで羊がぶら下がっていたり、鶏がくえーっと断末魔の叫びをあげていたりしない、 ということを思い出しました。ぶどうを手にとってしげしげと眺めた挙句、ひとつふたつつまんで、 これ、甘くないからいらないなんて言ったら怒られてしまうんでしたよね。
最近では金銭感覚もすっかり現地化してしまい、一晩100元するホテルに泊まろうもんなら、 何だかものすごい浪費をしたという罪悪感にかられてしまうのですが、 考えてみれば高々1500円程度なんですよね。 市場に行って、1キロ2元のじゃがいもを、それは高い。1.5元にしてくれと、 わずか7、8円のために15分も粘る私って一体・・・と考えさせられてしまいました。
何より、友達に向かって無意識にウイグル語でしゃべりかけるようになったらおしまいです。 慌てて日本語に切り替えようとしたところ、とっさに言葉が出てこず、 頭が真っ白になってしまいました。 私は日本で社会復帰できるのだろうかと、ちょっと不安になってしまいました。
ウルムチの町を案内しつつ、朝からナンにポロ、昼はカワプとカワマンタ、 おやつにウイグルのアイスクリームを食べました。 普段なら自ら金を払って食べようなんて気は絶対に起こらないのですが、 彼女たちが珍しがって喜んでくれたので、 なんだか私まで美味しいものを食べているような錯覚に陥ってしまいました。 ・・・はっ、何を考えているのでしょう、私は。あの苦しさを思い出せ!
閑話休題。時間が短かったので、ハードスケジュールで引きずりまわしてしまい、 疲れたことでしょう。でも、私自身は本当に楽しかったです。 梅酒とそばつゆもらったし、お風呂にも入れたし、柔らかいベットで眠れたし。 また、こちらの友人たちも、知り合えて嬉しかったとのことです。 グルナールさん、アイグルさん、本当にどうもありがとうございました。 是非、またのお越しをお待ちしております。
追伸:アイグルさん、あなたがヒデオと名づけたあの彼は、お金をためて日本に行って、 必ずやあなたを嫁に貰い受けたいとのことです。 彼が日本に行った暁には、責任をとって結婚してあげて下さい。
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