瓦版のトップページに戻ります 新疆瓦版−ウルムチまでは何マイル? Xinjiang Times Kawara Edition - How Many Miles to Urumchi?
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2002年9月のお題目一覧


9月18日(水) とりあえずの帰京報告の巻
9月3日から17日までの間、南新疆に調査旅行に行ってきました。
最近はいつも空路でカシュガルに入ってしまっていたのですが、
クチャに用があったのと、新疆の変化をこの目で見たかったので、
とりあえず行きはバスを使うことにしました。

4年前、同じようなコースを通ってタクラマカン砂漠を回ったことは、
タクラマカン砂漠周遊記でお知らせした通りです。
今回は時間の関係上、トルファン、ホタンを省略し、カシュガルから大急ぎで飛行機で帰郷。
バスは遅いけど、スケジュールだけは超特急でした。


全体的な感想としては、確かにビルやら道路やらキレイになったところもあるけれど、
変わっていて欲しいところ−トイレの汚さ、服務員の横柄さ、道の悪さ−は相変わらずだなあと。
もちろんやたらと人に食を強制する習慣も不滅。
がっかりしたような、それでいてホッとしたような、そんな感じです。

ただ、ショックだったのは、今年の10月の半ばから、
カシュガルの旧市街の取り壊しが始まると聞いたことでした。
カシュガルは中央アジアでも、イスラーム風の町並みが保存されている珍しい都市なのですが、
道路拡張のためにそれらを全て潰して、新しいビルを建築するそうです。
今回は解放路の左側だけとのことですが、全てが無に帰すのも、そう遠い未来ではないでしょう。
古い町並みを目に焼き付けながら、何とも言えず寂しい気持ちになりました。

今回のメインの目的は資料調査であり(←強調)、それなりの成果もありました。
しかし、それを公開してもごく一握りの人達を除いては全く退屈だと思いますので、
皆様には旅の途中に撮った写真をご紹介したいと思います。
例によって、すぐにはアップできないと思いますが、気長にお待ちいただければ幸いです。


9月21日(土) 友来るの巻
数日前、以前ここでもお知らせしたように、友人がウルムチに遊びに来てくれました。
忙しい仕事の合間を縫って、わざわざツアーを延長してまでこんなところに、と大感激。
たわいもない話は尽きることもなく、3日間に渡って、大変楽しい時を過ごした次第です。
ただ、久しぶりにごく普通の友人と話をして、自分でも気づかないうちに、
距離的というだけではなく、感覚的にもだいぶ日本から遠ざかってしまっていたことに驚きました。


そう、日本ではバスは呼び込みなどしないのです。
バス停で車掌(?)の姐さんが声の限りに「2路、2路、2路!座席もあるよ。さあ乗んな、乗んな!」
などと叫んだり、出発してもなおゆっくり進みながら、道行く人を物欲しげに眺めたり、
バス同士でクラクションを鳴らしまくって、時に衝突したりしないのです。

またスーパーに売っているのはきれいにパックされたお肉やお魚であり、
決して道っぱたで羊がぶら下がっていたり、鶏がくえーっと断末魔の叫びをあげていたりしない、
ということを思い出しました。ぶどうを手にとってしげしげと眺めた挙句、ひとつふたつつまんで、
これ、甘くないからいらないなんて言ったら怒られてしまうんでしたよね。

最近では金銭感覚もすっかり現地化してしまい、一晩100元するホテルに泊まろうもんなら、
何だかものすごい浪費をしたという罪悪感にかられてしまうのですが、
考えてみれば高々1500円程度なんですよね。
市場に行って、1キロ2元のじゃがいもを、それは高い。1.5元にしてくれと、
わずか7、8円のために15分も粘る私って一体・・・と考えさせられてしまいました。

何より、友達に向かって無意識にウイグル語でしゃべりかけるようになったらおしまいです。
慌てて日本語に切り替えようとしたところ、とっさに言葉が出てこず、
頭が真っ白になってしまいました。
私は日本で社会復帰できるのだろうかと、ちょっと不安になってしまいました。

ウルムチの町を案内しつつ、朝からナンにポロ、昼はカワプとカワマンタ、
おやつにウイグルのアイスクリームを食べました。
普段なら自ら金を払って食べようなんて気は絶対に起こらないのですが、
彼女たちが珍しがって喜んでくれたので、
なんだか私まで美味しいものを食べているような錯覚に陥ってしまいました。
・・・はっ、何を考えているのでしょう、私は。あの苦しさを思い出せ!


閑話休題。時間が短かったので、ハードスケジュールで引きずりまわしてしまい、
疲れたことでしょう。でも、私自身は本当に楽しかったです。
梅酒とそばつゆもらったし、お風呂にも入れたし、柔らかいベットで眠れたし。
また、こちらの友人たちも、知り合えて嬉しかったとのことです。
グルナールさん、アイグルさん、本当にどうもありがとうございました。
是非、またのお越しをお待ちしております。


追伸:アイグルさん、あなたがヒデオと名づけたあの彼は、お金をためて日本に行って、
必ずやあなたを嫁に貰い受けたいとのことです。
彼が日本に行った暁には、責任をとって結婚してあげて下さい。


 グルナールさんとアイグルさんが気になる方はこちらへ。


9月30日(日) 天高く馬ならずとも肥ゆる秋の巻
夏の間、殺人的な光線を放つ太陽が常駐していたウルムチですが、
ここ数週間の内に秋がやってきました。
ウルムチは年によって8月から雪が降ったりするらしいのですが、
今年はまだ寒くもなく暑くもなく、非常にさわやかな気候が続いています。

優しい気候に油断して散歩などしていたところ、はからずも朝からポロなどをおごられてしまい、
「天高く馬肥ゆる秋」を実感。(もっとも新疆では秋に限ったことではありませんが。)
読書の秋とか、スポーツの秋ぐらいで勘弁して欲しいと思う今日この頃です。


という訳で、ネタとヒマが無いので強制終了。待て次号。
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