ラグマンはウイグル人の最も好む料理の一つで、ウズベキスタンやカザフスタン、クルグズ共和国にも広く見られます。ラグマンの語源は定かではありませんが、一説には漢語の「涼麺」(liangmian)であると言われます。それが本当であれば、ラグマンの伝播は東→西というルートをたどったということでしょうか。
原材料は水と塩、小麦粉。生地をこねたのち、しばらく寝かせ、手でよって棒状にした後、さらに生地を引っ張るようにして伸ばし、最後に両手に絡めて台に叩きつけ、細く伸ばします。触感はこしのあるうどんと言ったところでしょうか。手で伸ばさずに、生地を平らにのばして幾重かにたたみ、細く切って作る場合は、ケスケン・ラグマン(käskän längmän)(切ったラグマンの意)と呼ばれます。
具は羊肉と野菜をトマトペースト(あるいは生トマト)で炒めて作ります。野菜は白菜、ピーマン、セロリ、いんげん、たまねぎ、なす、じゃがいもなどなど、特に決まってはおらず、その時期にある野菜が加えられます。ラグマンの具で季節の移り変わりが感じられるのが面白いところ。ラグマンの麺は、茹で上げ熱々か、あるいは一度水にさらして冷ました麺が選べ、いずれかの麺の上に具をかけて食べます。ちなみにラグマンをゆでたお湯はアシュ・スイー(ash süyi)と呼ばれ、麺を食べた後のお皿に入れて飲みます。ちょうど日本のそば湯の感覚ですね。
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